症状としては、発熱、耳痛、耳鳴り、耳閉感、自声強調(自分の声が響く)などかみられます。
膿が排出されると、軽快していくことが多いです。ウイルスや細菌感染が原因となります。
滲出性中耳炎
発熱は見られませんが、耳閉感、自声強調などがみられます。アレルギーや細菌感染の関与も疑われます。状況に応じて、抗生剤・抗アレルギー剤・消炎剤等の投薬を行い、鼓膜の切開など処置が必要であれば行っております。難治性のものや、急性滲出性ともに繰り返す症例にはアレルギー性鼻炎・副鼻腔炎・アデノイド増殖症などの疾患を伴っていないかなど診断には注意する必要があります。 急性中耳炎に後発することも多くみられます。
慢性中耳炎
中耳炎の遷延化により、鼓膜穿孔が閉鎖せず、中耳に炎症が持続した状態です。